子供と一緒に登山を楽しみたい!
でも他の登山客に迷惑をかけたくない…そんな時、どんな点に注意したらいいのでしょうか?
また子供は何歳から大丈夫なの?
年齢や気を付けないこと、服装なども詳しくみていきましょう。
子供連れの登山!注意すべきこととは?
まず子供を連れて登山する場合、他人の迷惑にならないようにする事も大切です。
例えば小さな子供がいる場合、1時間で行ける登山コースも1.5倍の時間がかかると言われています。
小さな足で登る分時間がかかるものです。
そうした場合に後ろの登山客に迷惑がかかることもあります。
出来れば自分の足でしっかり歩けるようになる年齢が好ましいです。
小学校高学年ぐらいになれば問題ないでしょう。
もしそれ以下のお子様を登山させる場合は、コース選びに注意する必要があります。
まずは散歩など短いコースで歩くことに慣れされることから始めます。
慣れてきたら歩行時間1時間程度の距離から徐々に長くしていきます。
子供は大人と違い体力面でもまだまだ幼いです。
最初は標高400~600mほどの小さな山からスタートすると良いですね。
また子供と一緒に登る登山は、想像以上に気を遣わなければなりません。
重たい荷物を持ちながら登山する場合は特に親も体力を使います。
こうした体力面にも十分注意して、子供の様子をしっかり把握しながら登ることが大切です。
子供と大人は全く違う?登山では高山病にも注意しよう!
また子供と一緒に登る場合、以下のような高山病にも注意が必要です。
例えば標高2500m以上の山に連れていく場合、高山病が発症しやすくなるからです。
具体的な症状としては頭痛、めまい、食欲の低下、睡眠障害などです。
大人でもなりやすい病気なので十分に注意する必要があります。
標高がそれほど高くない山でも体調不良は起こるものです。
子供の異変に気づいたらすぐに下山することも大切です。
また水分補給もしっかり行いましょう。
子供は大人以上に水分をこまめにとらなければなりません。
子供は自分で「喉が渇いた」という感覚が乏しく、脱水症状になることもあります。
大人は自分で調節できますが、子供の場合は親が管理してあげなければなりません。
こうした点にも十分に注意して登山しましょう。
また小まめにエネルギー補給をすることも大切です。
休憩毎にパンやおにぎり、チョコレートなどの糖質を中心に摂るようにしましょう。
食事は3食で補おうとせずこまめに摂取すると良いですね。
子供の楽しむ登山!服装や持ち物にも気を付けよう!
そして最後に服装やこれは絶対に必要!といった持ち物についても見ていきましょう。
子供と一緒に登山する場合、親は自分のことはもちろん常に子供の様子に気を配らなければなりません。
大丈夫だと思っていても熱中症になったり低体温症になることもあるからです。
まずは汗をかいた時にこまめに着替えること、温度調節のできる服装を心がけることが重要です。
汗をかいても乾きやすいポリエステル素材のものを選ぶと良いです。
熱中症対策として帽子をかぶることはもちろん、冷たいタオルを首に巻くこともおすすめです。
また子供の尿の回数にも注意しなければなりません。
水を飲んでいても尿の回数が少なくなってきた時は要注意です。
木陰でしっかり休むなど工夫するようにしましょう。
また登山中は何が起こるか分からないものです。
長袖長ズボンにすること、ケガ防止対策もしっかり行いましょう。
万が一スレて傷が出来てしまった場合に、バンドエイドや消毒液なども持参しておくと安心ですね。
いかがでしたか?子供との登山は背負ったりおんぶすることもあるので、親子共に体力づくりもしっかり行いましょう。
以上の点に注意しながら、是非子供との登山を楽しんでみてはいかがでしょうか?
注意すべきことは沢山ありますが、家族皆さんで素敵な思い出づくりをしてみて下さいね。